イルカの島*御蔵島に行ってきた!(後編)

伊豆諸島

(前編より続く)
イルカの島*御蔵島に行ってきた!(前編)

私は、イルカツアーを「海豚人丸」さんにお願いしていました。
そのまま宿まで車で送ってくださり、宿のスタッフさんに迎え入れていただきました。

宿は「御蔵荘」さんにお世話になりました。
1 階のロビーが広くて、他のゲストの方と譲り合いながらチェックインの時間までそこで過ごすみたいでした。

「お家みたいに自由にくつろいでくださいね〜寝ていても大丈夫ですよ〜」

と宿の方が何度か声をかけて気にかけてくださってあたたかい気持ちになりました。

ロビーには小さな売店と電子レンジ、ポット等がありました。
午前のツアーまで持参した朝ごはんを食べてだらだらしていました。

8:20 イルカツアーお迎え
ツアーのスタッフさんに言われた通りに、ウェットスーツに着替えて宿で待っていると車で迎えに来てくれました。

ついにイルカツアー参加!!

いざ、念願のイルカツアーに参加!

ツアーは1つのボートに私たち含めて4人と、ガイドさん、船長の6人でした。
船長がイルカの群れを見つけてボートで近づいてくれて、タイミングを見て飛び込むスタイルでした。

午前のツアーは、久しぶりに海を泳ぐので不安でしたが、1 回飛び込んでしまえばもう無我夢中でイルカさん達を追っていました。

イルカと一緒に泳いでいる、、、、、!!!

それはもう、夢のような至福の時間でした。

最初は野生のイルカさん達に遠慮してしまいなかなか近づけなかったのですが、イルカ達が嫌だったら避けるから可能な限り近づいても大丈夫みたいです。

夢心地のまま、あっという間に午前のツアーは終わってしまいました。

午前のツアーでも充分近くでみることができましたが、
もっと近づきたい。もっと長くイルカと一緒に泳いでいたい。遊びたい。
と陸に上がってから欲が出てしまい、午後のツアーまでイルカと一緒に泳ぐコツをネットでめちゃくちゃ調べました。笑

イルカと一緒に泳ぐコツ(モイ調べ)

仕入れた情報がこちら↓

*ボートから飛び込む時になるべく音を立てない。
*イルカの進行方向を予測して先回りして待つ。
 →近づいて来てくれたら目を合わせて小回りしながら泳ぐ。
*イルカが怖がるので手を伸ばさない。

お昼休憩として一度宿に戻って来たのですが、私たちはお昼ご飯を特に用意していませんでした。
バンガロー泊のための食料はあったのですが調理が必要だったので、島の 3 つの商店を見て回りながら探すことにしました。

商店でカップ麺等はすぐ手に入りますが、商店のお弁当は事前予約が必要です。

予約していなかったのですが、気まぐれにお弁当販売をしている西川商店さんが余りのお弁当を奥から出して来てくださり、出来立てのお弁当をいただくことができました。

イルカツアー2回目!

いざ再出陣!

先ほど入手したコツを意識して午後のツアーに挑みました。
午後のツアーはまさかのボート貸切でした!

午後のツアーのイルカさん達は朝のイルカさんと比べると元気が良くてあっという間に通り過ぎてしまいました。(イルカは片目ずつつぶって寝るみたいなので朝はまだ眠っていたのかも。)

元気な姿は楽しそうに泳いでいて可愛かったけど、自分の水泳力が悔しくなりました。

船長が船で先回りしてくれて、何度かイルカの群れを迎え撃っては一瞬で抜かされて、、というダイブを繰り返していました。

午後のイルカさん達にはとても追いつけない。午後はダイブを繰り返すのみなのかと諦めていた時。

奇跡は突然来ました!

それまでぐんぐん泳いでいた 3~5 頭ずつの群れがいくつか合わさって、私のすぐ近くで遊び始めたのです!

私の方にも興味を持ってくれて、手を伸ばしたらすぐに触れそうな距離まで近づいて来てくれました。

しばらくディズニープリンセスのアリエルの気分でその光景に浸っていました。
まるで一緒に遊ぼう〜って誘ってくれているように見えました。

船に上がってから船長も
「すごかったね〜!あのとき御蔵島のほとんどのイルカがあそこに集まって来ていましたよ!」
と言っていたので奇跡のようなタイミングだったようです。

平日でツアーのボートも少なく、ツアーも貸切で近くに潜っている人間が少なかったことも関係しているのかなと思いました。

1 日イルカツアーに参加してみて、ツアー参加者が一斉に飛び込んでも少し離れて1 人で泳いでいるときの方がイルカ達に興味を持ってもらいやすかった気がします。

あの光景は一生忘れません。

御蔵島のお宿「御蔵荘」

ツアーも最高でしたが、「御蔵荘」さんのフォローも大変助かったので紹介します。

まず、ツアーが終わったら船長が宿まで送ってくれるのですが、次のツアーに向けてウェットスーツやシュノーケルを宿の裏で水洗いして干しておくスペースがあるのです。

そして水着のまま外階段から宿の浴場まで直行できるのでとても楽でした。
(ツアーに行く前に大浴場に着替えを置いといてねと言ってくださいます。)
海から上がってからお風呂までの動線がスムーズでとても快適でした。

特に髪の長い方は海水で髪がギシギシになるのは海のアクティビティをする上でネックですよね。
今回、海から上がった後にすぐにお風呂に入ればそのストレスがなくなることを知りました。

その日の水温は温かく 25°Cほどだったそうですが、それでもお風呂に入ると体の芯から温まりました。
特に女風呂からの景色は最高で、湯船に浸かって御蔵島の海を眺めながらイルカの余韻に浸ることができました。

「御蔵荘」さんの夕食もまた、美味しくて感動しました!

調べた限りでは、御蔵島には外食できるところは居酒屋が 1 軒あるのみなのですが、そちらは居酒屋の定番メニューしかなさそうだったので宿の料理もあまり期待はしていなかったのです。 (申し訳ないです。)

私はその土地の食材や料理を食べるのが旅の楽しみの 1 つなのですが、実際は求めていたこだわりの感じられるメニューで大興奮でした。

そして、食堂からちょうどサンセットが綺麗に見えて最高の夕食でした。

夕食の際に私が帰る日の天気が怪しいので、もしかしたら明日帰った方がいいかもしれないと宿の方からお話がありました。
船長達の中でも意見が分かれているから微妙なところだと。

その後「海豚人丸」さんの船長からも電話をいただいて、帰る日を 1 日早めて明日の午後のツアーを午前に早めるのはどうかと提案がありました。

ここは島の皆さんの意見を聞いた方がいいだろうと判断して、急遽 1 泊 2 日で島を後にすることにしたのです。

その日は快晴だったので星空が綺麗だろうから屋上から見てみてくださいね〜
と教えていただいたのに、イルカたちと散々遊んで疲れていたのか寝過ごしてしまったのは悔しい限りです。。

ラストツアー!御蔵島の方々に見守られて帰宅

帰宅日のラストツアーは、昨日より波が高く、土曜日だったのでツアーの船が多かったです。

やはりイルカさん達も朝は少し眠そうでした。笑
それでもベイビーイルカは可愛かったです。
最後までイルカ達と一緒に泳げて大満足です。

ツアー後、宿でお風呂に入り、桟橋まで宿の方が送ってくれました。 その日は島にいたほとんどの観光客の方が帰るようで、見送って下さる島の方々も合わせてたくさんの人が桟橋に集まっていました。

桟橋に着いてから船のチケットの日付変更をしましたが、天候理由のため手数料等はかかりませんでした。
船が来るまでお世話になった宿の方や船長と思い出の写真を撮って待っていました。

12:35 御蔵島出発

船が御蔵島を出た後も、島の方々はまた来てねー!とずっと手を振って見送ってくれていました。
泳ぎを上達させて必ずまた来ます。

遠くなっていく御蔵島を見ながら、海風が気持ちいい船のデッキでふくまる商店のお弁当 (事前に予約しておきました)をいただきました。

御蔵島の食材をふんだんに使った贅沢なのり弁当。

船内の食堂もあるようですが、旅を思い出しながら食べる手作りのお弁当は午前中イルカと遊んだ体に沁みました。

帰宅日のお弁当のお持ち帰り、オススメです。

(ふくまる商店はジェラートも有名で、私もベリーと明日葉ジェラートを食べたのですが とても美味しかったです。こちらでかぶつの柿ピーもお土産に購入しました。美味しかったです。かぶつとは、 御蔵島の柑橘系の果物みたいです。)

帰りの船は観光客のほとんどがこの船で帰ることになって混雑を覚悟していましたが、それでも 2 等和室は貸切でした。

降船の時に気づいたのですが、さるびあ丸では謎解きキットを販売していて長い船内時間 を活用して船内を探検できるので楽しそうでした!(現在のキットは 2025 年 3 月末まで 販売予定)

19:40 竹芝到着

この時間に東京に着いてゆっくり帰ることができるのはいいですね。

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